付き合い

私が女性と初めて付き合ったのは大学生のときです。私の通っていた大学では下宿生の割合が高くて一人暮らしで気ままな生活を謳歌している学生が多く、私もその一人でした。そうした環境にいる学生で恋人のいる者の多くが同棲あるいは半同棲といった状態であったようです。少なくとも泊まりにいったり、泊りにきたりするということは普通だったと思います。

私もその一人でした。私の場合は男性の友人が時間を問わず遊びに来ることが多くて、恋人とべったり毎日過ごすということはありませんでしたが、逆にそうした状況であまり二人で会うことができないことに不満を抱いた女性が着替えなどを持って私の下宿で生活するようになってしまいました。

私の学生時代の女性との付き合いを今振り返ると、とにかくお金がかかったような印象があります。当時私は実家からの仕送りに加え、アルバイトの掛け持ちをしていてそれなりのお金を使うことができましたが、そのほとんどを恋人とのことに使っていたように思います。また、当時の恋人は自身は裕福ではなかったのに、私にはお金を使うことを求めるようなタイプだったので余計にそうでした。また、私自身が読書を趣味にしていたくらいでお金を特定の目的に使うことは少なかったこともあります。その女性とは社会人になってしばらくして別れましたが、最後まで私の財布を当てにするという傾向は変わりませんでした。そのことで積み重なった不信感の結果だったのかもしれません。

しかし、それでも当時の私には必要な女性でした。誰とも友人以上の付き合いをしたことのなかった私にとっては、通るべきステップだったのだと思います。

社会人になってお付き合いした女性は、学生時代の反動もあってか、とても自立心の強い女性でした。同じ職場で出会った女性でしたが、ぐいぐいと私を引っ張っていくようなタイプの人であり、お金の面に関しても私の負担に配慮してくれるような女性でした。二年ほどで別れてしまいましたが、私はこの女性に出会えたことで自分自身に対する認識を深くし、それに従って行動するということを学んだように思います。今のところ結果は出ていませんが、彼女にはとても感謝しています。

このように私にとって女性とのお付き合いは、当時の私自身が少し前に進むために不可欠なものであったように思います。